
ブレゲ BREGUET
1747年1月10日にスイスのニューシャテルで生まれたアブラアン-ルイ・ブレゲ。15歳でスイスを離れ、パリのヴェルサイユの時計職人の門を叩きました。1775年に独立し、自らの時計店を開業したブレゲが最初に着手したことは実用に耐えうる自動巻き機構でした。現在の時計の基礎となる様々な機構や数々のデザインを生み出し、「ブレゲの出現によって時計の歴史は2世紀早められた。」といわれています。マニュファクチュールが生み出した功績は、高級時計のスタンダードとなり、ブレゲの名を文学の文中に取り上げられ文化の一部として存在を不動のものとしました。ブレゲブランド哲学とは、メカニズムに美しさを施し、その技術は時計製造の枠を越え、芸術の域に達するコレクション作り出すことです。代表的なモデルとしてシンプルで洗練されたデザインの「クラシック」、伝説の時計「スースクリプション」にインスピレーションを受けて製作された「トラディション」、フランス海軍航空部隊のパイロットの為に設計された時計「タイプXX」、エレガントなスポーツウォッチを実現した「マリーン」、女性用ブレゲウォッチ「クイーン・オブ・ネイプルズ」などがあります。
ミリタリーウォッチならではの操作性・視認性の良さはそのままに、ブレゲ特有のコインエッジなどで高級感も漂います。
生産終了のため徐々に市場価格が高騰しつつあります。
気になる方はお早めに。
2007年5月に販売された並行輸入品。
当店でのオーバーホールと外装の仕上げを行っております。
ギョーシェの刻まれたダイヤル、ブルースチールのブレゲ針、コインエッジ入りのケースなど、様々なブレゲらしい特徴を持ちながら、全てが融けあう絶妙のデザインです。
当店でのオーバーホールと外装の仕上げ済み。
ブレゲ針やサイドのコインエッジなどブレゲらしさを備えつつもビッグデイトを採用し、機能性も重視しています。
ケースはシースルーバックになっていますので、美しく仕上げられたムーブメントを鑑賞することが可能です。
2012年1月に販売された並行輸入品。
当店でのオーバーホールと外装の仕上げを行っています。
オリジナルはフランス軍に納入されたパイロットウォッチですが、ブレゲ独自のコインエッジなどから上手く高級感も演出しています。
無論、フライバック機能を搭載するなど、機能面も手抜かりはありません。
今回入荷のこちらはリューズに金のプレートが施されたモデル初期のタイプ。
裏蓋の防水性能が20気圧表記になっているのも最初期のモデルの特徴です。
現在は使われなくなったトリチウムの夜光が良い感じに焼けています。
当店でオーバーホール済み。
センターセコンド付の自動巻きモデルで、ダイヤルの内側と外とで違うパターンのギョーシェが刻まれていることが特徴です。
搭載しているムーブメントはジャガー・ルクルト製Cal.889/1を改良したものを搭載しています。
当店でのオーバーホールを行いました。
同じくムーンフェイズを搭載した定番「7137」に比べ、デイト機能を省略したことでムーンフェイズとパワーリザーブインジケーターが強調されています。
秒針とパワーリザーブインジケーター針が長く作られているのも特徴。
クラシカルながらユニークな雰囲気を持つ一本です。
2016年3月に販売された正規品。
当店でのメンテナンスと外装の仕上げを行いました。
ブレゲが製作した海洋時計のマリンクロノメーターをフランス海軍に納めた歴史的な遺産に敬意を表して作られたのが「マリーン」コレクションです。
ホワイトゴールドケースにサンバースト・ブルーダイアルを合わせ、秒針の最後部には国際海洋信号旗の「B」のモチーフがあしらわれます。
ムーブメントもアップデートされ、シリコン製ホーンのインバーテッド・インラインレバー脱進機とシリコン製ひげゼンマイを採用した48時間パワーリザーブのキャリバー582QAを搭載。
2021年8月に販売された日本正規品。
当店でのメンテナンスと外装の仕上げを行いました。
ギョーシェの刻まれたダイヤル、ブルースチールのブレゲ針、コインエッジ入りのケースなど、様々なブレゲらしい特徴を持ちながら、全てが融けあう絶妙のデザインです。
こちらは珍しいブレスレットモデル。
とても品がある一本です。
当店でのメンテナンスと仕上げ済みです。
蛇の様な針が示すサーペントカレンダーが特徴のこのモデルは、9時位置に時針、センターに分針、3時位置にはパワーリザーブを独立して配置しています。
美しさと視認性を両立したデザインはブレゲらしいもの。
36mmのケースサイズは、押しつけがましさがなく気品を感じさせます。
2006年6月に販売された日本正規品。
当店でのオーバーホールと外装仕上げを行っています。
ストラップはカシス製のアリゲーターストラップと交換いたしました。
アブラハム・ルイ・ブレゲは時計の歴史を200年早めたとも云われるほど元来、先端のテクノロジーを取り入れることに積極的でした。
この「7147」もブレゲの伝統を継承するスタイルながら、搭載されるキャリバー「502.3SD」には腐食と摩耗への優れた耐性を持つ素材のシリコンをアンクルとひげゼンマイに使用する最先端モデル。
クラシックなグラン・フーホワイトエナメルダイアルとのギャップが面白いですね。
こちらは2019年12月に当店が販売した並行輸入品。
当店にてメンテナンスと外装の仕上げを行っております。
ギョーシェの刻まれたダイヤル、ブルースチールのブレゲ針、コインエッジ入りのケースなど、様々なブレゲらしい特徴を持ちながら全てが融けあう絶妙のデザインです。
少し小振りなケース径もデザインと良く合っています。
当店でのメンテナンス済み。
ストラップはカシス製のアリゲーターストラップと交換いたしました。
ブレゲが1796年に販売したこの有名なモデルをオマージュして設計されたのが「トラディション」です。
こちらはシリーズ初の自動巻きムーブメントを搭載した「トラディション オートマチック レトログラードセコンド」。
10時位置に扇形のレトログラード秒針を備え、サファイアケースバックから覗くローターはブレゲが1780年に発明した自動巻き懐中時計の「ペルペチュアル」の分銅からデザインされています。
香箱を機械の中心に置き、テンプなどを周囲に配置したのが特徴で、他のどの時計にも似ていない配列は、この時計ならではのもの。
時計の歴史と共に歩んできたブレゲの伝統を一目で表したモデルです。
ミリタリーウォッチならではの操作性・視認性の良さはそのままに、ブレゲ特有のコインエッジなどで高級感も漂います。
2020年1月に販売された日本正規品。
当店でのメンテナンスと外装の仕上げを行っています。
サイズも一回り大きく、より現代的なデザインになりました。
元は軍用とはいえ、ブレゲ特有のコインエッジがアクセントとなり高級感を演出しています。
2021年7月に販売された並行輸入品で、当店でのメンテナンスと外装仕上げ済み。
ストラップはモレラート社製のアリゲーターストラップと交換いたしました。
懐中時計からインスピレーションを得て作り上げられたモデルです。
この時代のブレゲにしては大きめの39mmケースですが、ブレゲならではのブレゲ針、コインエッジ、ギョーシェダイヤルといったお約束(?)は健在。
出自から来る品の良さは流石です。
当店にてオーバーホールと外装の仕上げ済。
ケースの仕上げができない部分に打痕がございます。
ストラップはモレラート社製のアリゲーターストラップと交換しております。
ブレゲ針やサイドのコインエッジなどブレゲらしさを備えつつも、ビッグデイトを採用し、機能性も重視しています。
ケースはシースルーバックになっていますので、美しく仕上げられたムーブメントを鑑賞することが可能です。
当店でのオーバーホールと外装の仕上げを行っています。
採用された新しい素材のゼンマイは、有害物質を含まない上、磁気帯びをせず、また錆びにくいという特性を持っています。
シリコン製ヒゲゼンマイも搭載していますので、クラシカルでベーシックなデザインながら、最先端の技術により磁気に強い一本に仕上がっています。
香箱を機械の中心に置き、テンプなどを周囲に配置したのが特徴で、他のどんな時計にも似ていない配列はこの時計ならではのもの。ブレゲの伝統を一目で表したモデルといえます。
当店でのオーバーホールと外装の仕上げ済み。
保証書に販売日が未記入の並行輸入品です。
文字盤には波模様のギョーシェ彫りを施し、秒針の最後部には国際海洋信号旗の「B」のモチーフがあしらわれます。ムーブメントもアップデートされ、シリコン製ホーンのインバーテッド・インラインレバー脱進機とシリコン製ひげゼンマイを採用した55時間パワーリザーブのキャリバー777Aを搭載。
エレガンス&スポーティーを具現化するブレゲを代表するモデルです。
オリジナルはフランス軍に納入されたパイロットウォッチですが、ブレゲ独自のコインエッジなどから上手く高級感も演出しています。
無論、フライバック機能を搭載するなど機能面も手抜かりはありません。
同じブレゲのパイロットウォッチであるトランスアトランティックとはデイトの有無や仕上げ方が違っており、悩まれる方も多いですね。
2008年6月に販売された並行輸入品。
当店にてオーバーホール、外装仕上げを行っています。
ストラップは当店オリジナルのクロコストラップと交換いたしました。
こちらは、自動巻きムーブメントを搭載した「トラディション7597 レトログラードデイト」。
4時位置から8時位置に扇形のレトログラードデイト針を備え、サファイアケースバックから覗くローターはブレゲが1780年に発明した自動巻き懐中時計の「ペルペチュアル」の分銅からデザインされています。
香箱を機械の中心に置き、テンプなどを周囲に配置したのが特徴で、他のどの時計にも似ていない配列は、この時計ならではのもの。
時計の歴史と共に歩んできたブレゲの伝統を一目で表したモデルです。
こちらの「マリーンロイヤル」は、アラーム機能を搭載したダイバーズモデルです。
ブレゲは機械式アラームにこだわりを持つ数少ないメーカーで、様々なコレクションにアラームウォッチをラインナップするのが興味深いですね。
風格のあるデザインはさすがはブレゲ。
ブレゲ針やコインエッジなどブレゲらしいディテールは、スポーティーな雰囲気の中にも高級感を与えています。
当店でのオーバーホールと外装の仕上げ済み。
2014年8月に販売された並行輸入品です。
リューズボタンのラバー部分に若干の傷みが見られることをご了承ください。
時計の歴史を200年早めたとも云われるほど、元来、先端のテクノロジーを取り入れることに積極的でした。
この「5177」もブレゲの伝統を継承するスタイルながら、アンクルとガンギ車、ひげゼンマイにシリコンを使用する最先端モデル。
シックなギョーシェ模様入りのダイアルとのギャップが面白いですね。
2023年2月に販売された並行輸入品。
使用感がほぼ見られなかったため、ムーブメントのチェックと簡単な仕上げ直しのみ行っています。
センターセコンド付の自動巻きモデルで、ダイヤルの内側と外とで違うパターンのギョーシェが刻まれていることが特徴です。
搭載しているムーブメントはジャガー・ルクルト製Cal.889/1を改良したものを搭載しています。
当店でのメンテナンスを行いました。
ブレゲらしい落ち着いた雰囲気とクラシカルな美しさを持つモデルです。
ツインバレルにより約96時間のロングパワーリザーブを可能にしています。
保証書に販売日が未記入の並行輸入品で、サービス保証書によると2023年4月にメーカーでのオーバーホールを行っています。
当店でのメンテナンスと外装の仕上げ済み。
ストラップはバンビ社製のクロコストラップに交換済み。
ガラスに小傷が有ることをご了承ください。
グラン・フーエナメルは、通常のエナメルダイヤルを焼き付ける、800℃をはるかに上回る1000℃で焼き上げられます。
そのことにより非常に美しい色合いになりますが、温度調整が難しく、採用するメーカーは限られます。
こちらはグラン・フーエナメルならではのブルーの色合いが楽しめる一本です。
2022年1月に販売の並行輸入品。
当店でのメンテナンスと外装仕上げを行っています。
9時側ケースサイドに打痕があります。
ブレゲが製作した海洋時計のマリンクロノメーターをフランス海軍に納めた歴史的な遺産に敬意を表して作られたのが「マリーン」コレクションです。
文字盤にはサンバースト仕上げのブルーダイアルを合わせ、秒針の最後部には国際海洋信号旗の「B」のモチーフがあしらわれます。
シリコン製ホーンのインバーテッド・インラインレバー脱進機とシリコン製ひげゼンマイを採用した55時間パワーリザーブのキャリバー777Aを搭載。
2022年11月に販売された並行輸入品。
当店でのメンテナンスと外装仕上げを行っています。
あのナポレオン一世の妹でナポリ王妃だったカロリーヌ・ミュラのために作られたデザインは、現代にあっても独創的です。
ローズゴールドケースのベゼル部分とダイアルのフランジ部分にパヴェダイヤセッティングを施して、リューズと文字盤6時位置にも大粒のダイヤモンドがセッティングされた豪華な一本。
文字盤には”グラン・フー”エナメルダイアルを採用し、時計が貴族のための特別なものだった時代の雰囲気を今に伝えています。
ギョーシェの刻まれたダイヤル、ブルースチールのブレゲ針、コインエッジ入りのケースなど、様々なブレゲらしい特徴を持ちながら全てが融けあう絶妙のデザインです。
少し小振りなケース径もデザインと良く合っています。
ブレスレットは「ブレゲ・チェーン」とも呼ばれる初代ブレゲが考案したもの。
非常に手がかかるためか、現在では作られなくなりましたが、着け心地・手触りはこのモデルでしか味わえません。
当店でのオーバーホール済み。
伝統的なコインエッジ、ブルースチールのブレゲ針、手作業による美しいギョーシェ彫り文字盤など、時計ファンにはたまらない作りになっています。
ムーブメントにはアンクルとヒゲゼンマイにシリコン素材を使った「Cal.502.3SD」を搭載。
5時位置に配置されたスモールセコンドも独特で面白いですね。
当店でのオーバーホールと外装の仕上げを行っています。
ギョーシェの刻まれたダイヤル、ブルースチールのブレゲ針、コインエッジ入りのケースなど様々なブレゲらしい特徴を持ちながら全てが融けあい、うるさくでしゃばることの無い絶妙のデザインが特徴です。
少し小ぶりなケース径にスモールセコンドの取り合わせが初期のブレゲらしく、通好みな一本になっています。
保証書に販売日が未記入の並行輸入品です。
当店でオーバーホールを行いました。
ブレゲの歴史
- 1775年
- ブレゲ、自らの時計店を設立する。
- 1780年
- 自動巻き機構の「ペルペチュエル」の開発。
- 1783年
- ミニッツリピーター用のゴング・スプリングを発明。
ブレゲ針&ブレゲ数字をデザイン。 - 1786年
- ギョーシェ文字盤(手彫り)のブレゲ文字盤をデザイン。
- 1790年
- 衝撃吸収装置付きの時計、「パラシュート」の開発。
- 1795年
- 永久カレンダー・ブレゲひげゼンマイ・ルビーシリンダー脱進機
- 1801年
- トゥールビヨン・レギュレーターの特許
- 1802年
- 19年もの歳月をかけてマリー・アントワネットの注文した超複雑時計(自動巻き・
永久カレンダー・ミニッツリピーター等)の完成。 - 1810年
- ナポリ王妃の依頼で開発した初の腕時計の製造
- 1815年
- 二重香箱を搭載したマリン・クロノメーターの精密調整装置
- 1820年
- 二重秒針の観測用クロノメーターの発明
- 1823年
- アブラアン-ルイ・ブレゲ永眠
- 1830年
- 巻き上げ鍵無しの初の時計の開発
- 1938年
- センターセコンドのムーブメントにストップ、リセット機能を搭載。
- 1939年
- 恒星時計の特許
- 1970年〜
- パリの老舗宝石商のショーメが「ブレゲ」の復興に乗り出す。
- 1991年
- 均時差を考慮考慮した時計機構、永久均時差付き腕時計
- 1994年
- インライン・パーペチュアルカレンダー機構を搭載したインライン・パーペチュアルカレンダー腕時計の開発。
- 1998年
- 世界最小の自動巻きクロノグラフムーブメントの開発。
- 2002年
- ムーンフェイズ機構(クイーン・オブ・ネイプルズ)など5件の特許登録
- 2003年
- コラムホイールを採用するアラーム機能のロック機構など7件の特許登録
- 2004年
- ムーブメントのテンプ、チタン製テンプなど7件の特許登録
- 2005年
- 2つ以上の調速機構を備えた(ダブルトゥールビヨン)、テン真の耐衝撃装置など15件の特許登録
- 2006年
- ムーブメント用のミュージカル・モジュールなど13件の特許登録
- 2007年
- パワーリザーブ表示など3件の特許登録
- 2008年
- リピーター&アラーム機構用ゴング、シリコン製ブレゲひげゼンマイなど8件の特許登録
- 2009年
- テン真の耐衝撃装置を備えたトゥールビヨンムーブメントなど8件の特許登録
- 2010年
- 高振動テンプを組み込んだ機械式ムーブメントなど11件の特許登録
- 2011年
- ダブルヘアスプリング、腕時計用のミュージカルモジュールなど19件の特許登録
- 2012年
- 時計の部品に接触しないトルクの伝達など5件の特許登録
時計のデザインにも大きな進歩をもたらし、ブレゲ針をはじめとする数々の意匠を生み出しました。
この「クラシック 5157」にも、コインエッジのサイドが特徴的なケース、繊細なギョーシェ装飾を施したシルバー仕上げの文字盤、鮮やかなブルースチールのブレゲ針といった、ブレゲの生み出した意匠の数々が見られます。
それらが決して華美ではなく、クラシカルで上品な雰囲気で纏まっているのは、伝統の為せる技なのでしょうか。
ケースはシースルーバックになっており、オフセットされた特徴的なローターを持つ薄型オートマチックムーブメントを見ることができます。