腕時計の各部名称・使い方
クロノグラフ(chronograph)とは

クロノグラフ(chronograph)

腕時計に付いたストップウォッチ機能のこと。通常の時刻表示機能に加え、2つのプッシュボタンでスタート・ストップ・リスタート・リセットができる機構を備えています。

通常は文字盤の中に計測した時間の累計を表示する「積算計」があります。また、タキメーターベゼルのように目盛を使って速度や距離、脈拍などを測れるものもあります。

クロノグラフの種類

  • スプリットセコンドクロノグラフ

    ラップタイム(A地点からB地点への経過時間)が計測できるクロノグラフ。クロノグラフ針・スプリットセコンド針の2本が計測針として備えられている。

    計測を開始すると、2本の針が同時に動き始め、ストップさせるとスプリットセコンド針が単体で停止する。再度開始すると、スプリットセコンド針が瞬時にクロノグラフ針に追いつき、再び計測を開始する仕組み。これを繰り返し、何度でも動作させることができる。別名「ラトラパンテ」とも呼ばれる。

  • フライバッククロノグラフ

    クロノグラフ作動中にリセットボタンを押すと計測がリセットされ、0から再計測を始める機能。連続して計測する場合に便利です。リセットボタンを押したとき、飛ぶように針が戻るため、フライバックという名称がついています。正式名称は「リスターティング・フライバック」。

  • カウントダウンタイマー

    主にヨット競技専用モデルに多い機能。競技のスタート時間を知らせるため、大きな窓の色を時間経過とともに変えるなどして時間を知らせます。主なモデルには、ロレックスのヨットマスターII、オメガのアプネアなどがあります。

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