ロレックスの
製造年を調べる
(シリアルナンバーから判定する方法)

ロレックスの製造年を知りたい方や、中古で購入を検討しているモデルの年代を確認したい方に向けて、シリアルナンバーから製造年代を調べる方法を解説します。

ロレックスは年代によってシリアルナンバーの形式だけでなく、文字盤・ガラス・ケース・ブレスレットなどの仕様も変化しています。

本ページでは、シリアルナンバーと製造年の一覧に加え、年代を判断する際に参考となる主な仕様変更も紹介します。

⚠ ご注意: 2010年頃以降に採用されたランダムシリアルは、番号から製造年を特定することができません。

シリアルナンバーの刻印されている場所はどこ?

ロレックスの製造年代を確認する際に重要となるのが、ケースに刻印されたシリアルナンバー(固有番号)です。
シリアルナンバーからおおよその製造年代を確認することができます。

なお、ロレックスのシリアルナンバーは、年代によって刻印されている場所が異なります。

ケース6時位置に表示されているシリアルナンバー

2008年頃までに製造されたロレックスでは、ブレスレットを取り外すと、ケースの12時位置にリファレンスナンバー(型番)6時位置にシリアルナンバーが刻印されていました。

ロレックスリファレンスナンバー確認方法


【例】1991年頃(N番)のエクスプローラーI Ref.14270の場合


▲ 12時位置:リファレンスナンバー(型番=14270)

▲ 6時位置:シリアルナンバー



インナーリングに表示されているシリアルナンバー

2004年頃から、一部モデルでは従来のケース側に加えて、文字盤外周のインナーリングにシリアルナンバーが刻印されるようになりました。

【例】2012年頃のサブマリーナー Ref.114060の場合


▲ インナーリング6時位置:シリアルナンバー

▲ インナーリングのシリアルナンバー部分

その後、2008年頃からケース6時位置のシリアルナンバー刻印が順次廃止され、インナーリングへの刻印が基本となりました。

なお、ケース12時位置のリファレンスナンバー(型番)の刻印は継続されています。


▲ 12時位置:リファレンスナンバー(型番=114060)

▲ 6時位置:シリアルナンバー刻印なし


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シリアルナンバーと製造年一覧表

⚠ ご注意: ※本一覧はロレックス社が公式に公表しているものではなく、当店で確認してきた個体や各種資料をもとにした製造年代の目安です。

数字のみシリアルナンバー(頭文字にアルファベットが使われる前)

[1927年〜1987年前半]

シリアル 製造年 備考 シリアル 製造年 備考
21691〜 1927年
  139400〜 1956年  
23969〜 1928年   321884〜 1957年  
24747〜 1928年   360171〜 1958年  
28290〜 1930年   693808〜 1960年  
29312〜 1932年 パーペチュアル機構を開発 763663〜 1962年  
29933〜 1933年   985015〜 1964年  
30823〜 1934年   1259699〜 1965年 シリアルが7桁へ変更
35365〜 1935年   1871000〜 1966年  
37596〜 1936年   2163900〜 1967年  
40920〜 1937年   2426800〜 1968年  
43739〜 1938年 オイスターブレスレット登場 2689700〜 1969年  
71224〜 1939年   2952600〜 1970年  
99775〜 1940年   3215500〜 1971年  
106047〜 1941年 シリアルが6桁へ変更 3478400〜 1972年  
143509〜 1942年   3741300〜 1973年  
230873〜 1943年   4004200〜 1974年  
269561〜 1944年   4267100〜 1975年  
302459〜 1945年 デイトジャスト誕生 4538000〜 1976年  
387216〜 1946年   5008000〜 1977年  
529163〜 1947年   5482000〜 1978年  
628840〜 1948年   5958000〜 1979年  
710776〜 1951年   6434000〜 1980年  
840396〜 1952年   6910000〜 1981年  
929426〜 1953年   7386000〜 1982年  
937170〜 1954年   7862000〜 1983年  
941699〜 1953年   8338000〜 1984年  
952892〜 1954年   8814000〜 1985年  
955466〜 1953年   9290000〜 1986年  
282632〜 1955年 1954年頃にシリアルをリセット 9766000〜 1987年  
      〜9999999 1987年 数字のみシリアルナンバーが終了

頭文字にアルファベットが使われたシリアルナンバー

[1987年後半〜2010年]

シリアル 製造年 備考
R000001〜 1987年〜1988年 アルファベット+6桁の数字のシリアルナンバーへ移行
L000001〜 1989年〜1990年  
E000001〜 1990年〜1991年  
X000001〜 1991年  
N000001〜 1991年  
C000001〜 1992年  
S000001〜 1993年  
W000001〜 1994年〜1995年  
T000001〜 1996年  
U000001〜 1997年  
A000001〜 1998年〜1999年 1999年頃からガラス6時位置へ王冠透かしが採用開始
P000001〜 2000年  
K000001〜 2001年  
Y000001〜 2002年  
F000001〜 2003年〜2004年 2004年以降の一部モデルでルーレット刻印が採用開始
D000001〜 2005年 一部モデルでセラクロムベゼルが採用され始める
Z000001〜 2006年  
M000001〜 2007年〜2008年 2008年頃からケース6時位置のシリアルナンバーが順次廃止される
V000001〜 2009年  
G000001〜 2010年 ランダムシリアルへ移行(G番も混在)

2010年以降のロレックスはどうやって年式を調べる?

2010年以降のロレックスはどうやって年式を調べる?

2010年頃から、ロレックスではランダムシリアルが採用され始めたため、シリアルナンバーだけで製造年代を特定することが難しくなりました。2010年前後には、従来のシリアルナンバーとランダムシリアルが混在した個体もみられます。


そのため、保証書(ギャランティー)の販売日を確認することが、製造年代を推測する手掛かりとなります。保証書がない場合は、各年代のモデルにみられる特徴から製造年代を推測します。


ムーブメントでは、2015年に登場したCal.32系ムーブメントが現在のロレックスを代表する新世代ムーブメントです。約70時間のパワーリザーブに加え、精度や耐衝撃性、耐磁性、信頼性などが向上しています。搭載されているムーブメントの世代によって、文字盤6時位置の表記などにも違いがあるため、年代を判断する際の手掛かりになります。


外装では、それまでのアルミ製ベゼルから、2005年にGMTマスターII(Ref.116718LN)で初めて採用されたセラミック製ベゼルへの変更をはじめ、ケースのサイズや形状など、年代による変化があります。


ブレスレットでは、バックル内側でブレスレットの長さを約5mm調整できるイージーリンクが1996年に特許を取得。2008年頃からは、約15〜20mmまで工具を使わずに調整できるグライドロックがダイバーズモデルなどに採用され始めました。


このように、搭載ムーブメントや文字盤デザイン、ベゼル素材、ケースのサイズや形状、ブレスレットやバックルの仕様などを確認することで、2010年以降のロレックスも製造年代を推測できます。


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ロレックスの年代ごとの主な仕様変更

ロレックスは長い歴史の中で、シリアルナンバーの管理方法だけでなく、ブレスレット、文字盤、風防、ケース、ムーブメントなど、年代ごとにさまざまな仕様変更を行ってきました。


製造年代を調べる際は、シリアルナンバーだけで判断するのではなく、各年代に採用された特徴的な仕様変更も確認することで、より正確に年代を見極めることができます。

ここでは、ロレックスの製造年代を判断する際に参考となる、代表的な変更点を年代順に紹介します。

1926年:オイスターケースが誕生

ロレックスのオイスターケース

1926年、ロレックスは世界初の防水腕時計「オイスター」を発表しました。ベゼル、ケースバック、リューズをミドルケースにねじ込む独自構造を採用した「オイスターケース」は、ムーブメントを水やほこりから守る高い防水性能を実現した、ロレックスを代表する技術のひとつです。


高い防水性能と堅牢性を備えたオイスターケースは、その後のロレックスの時計づくりの基盤となり、現在ではプロフェッショナルスポーツモデルをはじめ、多くのモデルに受け継がれています。

1931年:パーペチュアル機構を開発

1931年、ロレックスは腕の動きに合わせてローターが回転し、ゼンマイを自動的に巻き上げる「パーペチュアルローター」を発明・特許取得しました。


オイスターケースの防水性能とパーペチュアルローターによる自動巻き機構が組み合わされ、現在の「オイスター パーペチュアル」へとつながる基本コンセプトが確立されました。「オイスター」と「パーペチュアル」は、ロレックスの歴史を語るうえで欠かせない重要なキーワードです。

1938年頃:オイスターブレスレットが登場

ロレックスのオイスターブレスレット

1938年頃、ロレックスを代表する装備のひとつである「オイスターブレスレット」が登場しました。

堅牢性と実用性を備えたオイスターブレスレットは、ロレックスの防水時計を支えるオイスターケースとの組み合わせでも広く採用され、現在まで受け継がれるロレックスの堅牢性を象徴するブレスレットのひとつとなっています。

1941年頃:シリアルナンバーが6桁へ変更

1941年頃から、ロレックスのシリアルナンバーは、それまでの5桁から6桁へ変更されました。

ヴィンテージロレックスでは、シリアルナンバーの桁数や番号が製造年代を判断する重要な手掛かりとなります。

1945年:デイトジャストが誕生

ロレックス デイトジャスト


1945年、日付表示を備えた時計「デイトジャスト」を発表。文字盤の3時位置に日付表示窓と、デイトジャストのために作られた「ジュビリーブレスレット」や「フルーテッドベゼル」が組み合わされた3針モデルで、現在まで受け継がれるロレックスを象徴するスタンダードウォッチとしてのデザインが確立されました。(※画像は1950年代後半に登場した第二世代のデイトジャスト Ref.6605)


その後1953年には日付表示を拡大する「サイクロップレンズ」が追加され、1956年には日付が瞬時に切り替わる「デイトジャスト」機構を搭載。「オイスターケース」の防水性や「パーペチュアル」機構とともに、ロレックスを代表する技術となり、時計としても主力モデルへと発展していきます。

1954年頃:シリアルナンバーを一度リセット

1954年頃、シリアルナンバーが「999,999」に達した際、ロレックスは桁数を増やさずに番号を「100,000」前後から再スタート(リセット)したとされています。

そのため1950年代半ば以降は、1940年代〜50年代初頭に使用された番号帯が再び使われ、シリアルナンバーが重複するケースがみられます。


ヴィンテージモデルでは、シリアルナンバーだけでなく、裏蓋内側の年代刻印やモデルの仕様などもあわせて確認することが重要です。

1965年頃:シリアルナンバーが7桁へ変更

1965年頃から、ロレックスのシリアルナンバーは7桁へ移行しました。

その後、1987年後半にアルファベット入りのシリアルナンバーへ変更されるまで、数字のみの7桁シリアルナンバーが採用されました。

1970年代:シグママークを表記

シグママーク

1970年代のロレックスの一部の文字盤では、6時位置の「T SWISS T」などの表記の両側に、「シグママーク(σマーク)」が入れられていました。 これは、文字盤のインデックスなどに金が使用されていることを示す表記とされています。


1970年代後半には見られなくなった特徴のため、ロレックスの製造年代を推測する際の手掛かりとなります。


▼ロレックスの古い時計に存在する「シグママーク」について詳しくはこちらをご覧ください。

シグマダイヤルとは?意味や歴史、アンティーク時計の世界をご紹介!

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1987年後半:アルファベット入りシリアルへ変更

1987年後半から、数字のみで管理されていたシリアルナンバーは、アルファベット1文字+6桁の数字を組み合わせた形式へ変更されました。


この形式の導入当初は、R・L・E・Xの4文字が順に使われ、「ROLEX」を意識した文字の並びといわれています。なお、「O」は数字の「0(ゼロ)」と混同しやすいため、使用されなかったとされています。


その後もアルファベットは順次変更され、R番、L番、E番、X番、N番、A番など、アルファベットごとにおおよその年代が分かります。そのため、1980年代後半から2010年頃までのロレックスでは、シリアルナンバーから製造年代を判断する重要な手掛かりとなります。


1999年頃:ガラス6時位置に王冠透かしを採用

ロレックスの王冠透かし

1999年に登場したヨットマスター ロレジウム(Ref.16622)で初めて、サファイアクリスタルの6時位置にロレックスの王冠マークをレーザーで施した透かし加工が採用されました。その後、2000年にはコスモグラフ デイトナ(Ref.116520)、2001年からはエクスプローラーI(Ref.114270)などへ採用が拡大。2003年頃からは幅広いモデルに採用されるようになりました。


これは偽造防止を目的とした仕様変更で、2000年代以降のロレックスを年代や仕様から判断する際の重要なポイントのひとつとなっています。なお、ミルガウスのグリーンサファイアクリスタル(Ref.116400GV)には王冠透かしが採用されていません。グリーンサファイアクリスタルへのレーザー加工が難しいためといわれています。


▼ロレックスの時計の6時位置に加工された「王冠透かし」について詳しくはこちらをご覧ください。

見たことあります?ロレックスの「王冠透かし」について

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2004年頃:ルーレット刻印を採用

ロレックスのルーレット刻印

2004年頃から、一部のロレックスでは文字盤外周の立ち上がり部分(インナーリング)に、「ROLEX」の文字とシリアルナンバーを刻印したルーレット刻印が採用されるようになりました。


ルーレット刻印は、ロレックスの真贋を確認する際のチェックポイントのひとつであり、2000年代以降のモデルを仕様から見分ける際にも重要な特徴となっています。


また、ロレックスのモデルや仕様を確認する際には、型番(リファレンスナンバー)も重要な情報です。


▼ロレックスの型番・品番の調べ方について詳しくはこちらをご覧ください。

もう迷わない!ロレックス型番の調べ方ガイド

もう迷わない!ロレックス型番の調べ方ガイド【写真で解説】

2005年頃:セラミック製ベゼルを採用

ロレックスのセラクロムベゼル

2005年、GMTマスターII(Ref.116718LN)に、ロレックスで初めてセラミック製のベゼルインサートが採用されました。


従来のアルミニウム製ベゼルから、高い耐傷性・耐紫外線性を備えたハイテクセラミックへ変更され、長期間にわたって美しい色合いと光沢を保つ高い耐久性を実現しました。


このセラミック製ベゼルインサートは、2008年に「セラクロム(Cerachrom)」と名付けられ、その後GMTマスターIIだけでなく、サブマリーナーやコスモグラフ デイトナなど、さまざまなプロフェッショナルモデルへ採用が広がりました。

2010年頃以降:ランダムシリアルへ移行

2010年頃、G番を最後にアルファベット順で管理されていたシリアルナンバーは終了し、数字とアルファベットを組み合わせたランダムシリアルへ移行しました。この移行に伴い、従来のシリアルナンバーとランダムシリアルが混在していた時期もあります。


※ランダムシリアルは製造年と直接関連しない番号体系のため、シリアルナンバーだけで製造年を特定することはできません。

2015年頃:オイスターフレックスブレスレットを採用

ロレックスのオイスターフレックスブレスレット

2015年頃、ロレックスは柔軟性と快適な装着感を備えながら、金属ブレスレットに匹敵する耐久性を実現した独自の「オイスターフレックスブレスレット」を開発しました。


2015年にヨットマスター 37(Ref.268655)・ヨットマスター 40(Ref.116655)で初めて採用されました。その後はコスモグラフ デイトナ(Ref.116515LN)などにも採用され、ゴールドモデルを中心に展開されています。


オイスターフレックスブレスレットは、ロレックス独自の設計によって金属ブレスレットの堅牢性とラバーストラップの快適性を両立した、スポーティーな装着仕様として近年のロレックスを代表する存在となっています。


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ロレックス独自の高品質な素材

ロレックス独自の高品質な素材

ロレックスでは、独自のステンレススチール「オイスタースチール」や、超軽量なチタン素材「RLXチタン」、美しい色合いを長く保つエバーローズゴールドをはじめ、イエローゴールド、ホワイトゴールド、プラチナなど、さまざまな素材を採用しています。

また、ステンレススチールとゴールドを組み合わせた「ロレゾール」や、ステンレススチールとプラチナを組み合わせた「ロレジウム」など、異なる素材を組み合わせたロレックス独自のコンビ仕様もあります。
さらに、ロレックスでは、非常に厳しい品質基準のもと、素材の研究・開発に取り組んでいます。

素材の違いを知ることで、ロレックスのモデルごとのデザインや特徴、価値をより深く理解することができます。

▼ロレックスの各種素材やストラップなどについて詳しくはこちらをご覧ください。

ロレックスの素材まとめ|初心者にもわかる種類・特徴ガイド

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ロレックスは付属品もバリエーションが豊富

ロレックスの付属品

また、ロレックスの中古品を選ぶ際は、時計本体の状態だけでなく、保証書(ギャランティー)や箱などの付属品も、時計の価値や製造年代を判断するうえで参考になります。

特に保証書には購入日などが記載されているため、製造年代を特定する際の重要な手掛かりとなります。

ロレックスの中古品を購入するときは、時計本体だけでなく、保証書や箱などの付属品の有無や内容も確認することが大切です。

▼歴代の内箱や外箱、保証書の種類など、ロレックスの付属品について詳しくはこちらをご覧ください。

【ヴィンテージから新作まで】ロレックス時計の付属品【歴代の箱まとめ】

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